あまり知られていない中綴じ冊子の詳細を紹介します

印刷物を冊子の形に製本するには、いろいろな種類の綴じ方があります。ホチキスや針金を使用する、中綴じや平綴じは64ページくらいまでのものによく使用されます。それ以上144ページくらいまでのものでは、接着剤を使用する無線綴じが多いようです。その他にも、糸やリングを使用して綴じる方法やクロスで巻く方法などもあります。どの綴じ方を選ぶかは、作りたい冊子の形をイメージして、身近にあるものと比較して決めるのがよいでしょう。ここでは雑誌やカタログなどによく使用される、中綴じ冊子を紹介していきます。中綴じとは、見開き状態で用紙を重ね合わせ、中心をホチキスで留め、冊子状にする仕上げ方です。印刷会社で取り扱っている製本方法の中でも、ポピュラーで安価に仕上げる事が出来るので人気がある方法です。

中綴じ冊子のメリットとデメリット

中綴じ冊子はシンプルな製本方法なので、少ないページ数でも冊子に出来ますし、仕上りも早く比較的安価に仕上がります。また、本の根元まで開くことが可能なので、見開きページがきれいに仕上がります。大きな写真やイラスト、図形を使ったアピールに効果的といえます。レイアウトの自由度が高まるので、迫力のあるページを作ることも出来ます。反面、紙を重ねてホチキス留めするので、ページが多くなるとズレが生じやすくなります。ページ数が多いとホチキスも留められませんので、あまりページ数の多い冊子は作れません。見開きページの積み重ねなので、4の倍数でなくてはいけません。このようにメリットデメリットがあり、作成段階で少し気を遣う部分もありますが、使い方によってはとても面白い冊子が作れるのも中綴じ冊子ならではです。

中綴じ冊子製本データ作成の注意点

中綴じ冊子を作る際難しいのが、面付けという作業ではないでしょうか。面付けとは、ページが正しい順番で並ぶようにレイアウトを考える作業です。中綴じ冊子の場合は、1枚の用紙に4ページ分を印刷して重ねていく方法なので、その事を念頭において面付け作業をしなくてはいけません。例えば、8ページの冊子であれば、1ページの隣が8ページ、その裏側は2ページと7ページになります。2枚目は3ページと6ページ、裏面が4ページと5ページです。一度メモ用紙などで中綴じ冊子を作り、ページを割り振ってからバラバラにするとわかりやすいでしょう。また、中綴じ冊子は、ホチキス留め後半分に折った後、ページの両端を裁断して形を整える必要があります。そのため、ページ端ギリギリに文字やイラストなど入れると切り落とされてしまう可能性があります。その点も考慮し、ゆとりをもってレイアウトする必要があるでしょう。