中綴じ冊子はこうやって作られています

商品の取扱説明書やパンフレットなど、製本する時に幅広く使われているのが中綴じ冊子です。自身でマニュアルや本、漫画を作成する時にも一番簡単に作ることができるため多くの方が中綴じ冊子を利用しています。中綴じ冊子とは、見開いた状態の紙を重ねて真ん中を針金もしくはホッチキスで止める製本技術を使用した冊子です。シンプルかつ簡単に作ることができるため、仕上がりが早く金額も冊子印刷の中で一番安いのが特徴です。簡単で安く仕上げることができますが、表紙と背表紙がついており、紙にこだわれば高級感を出すこともできるため本格的な冊子と遜色ない仕上がりにすることも可能です。強度も優れているので、大切な思い出の冊子や、会社の記念誌としても広く活用されています。1枚の紙に両面印刷するため、ページ数は4の倍数となっているのが特徴です。

中綴じ冊子を利用する上でのメリット

見開きの紙を重ねて真ん中を針金で止める中綴じ冊子ですが、綴じ目の部分の根元までフラットな状態で開くことができるため、2ページを1ページ分として大きく利用することも可能です。そのため、大判の写真やイラストを挿入することができるため、デザインやレイアウトの自由度が高く迫力のある冊子を作ることも可能です。これは中綴じ冊子の最大のメリットでもあります。横書きなら左にページを開く左綴じ、縦書きなら右にページを開く右綴じ、さらに上にページを開くカレンダーのような天綴じも可能なため、書き方や訴求効果によって綴じ方に変化を与えることもできます。ページ数が多すぎたり、紙が厚すぎたりする場合はズレが発生するケースもありますが、製本作業の手軽さやコストの安さと比較すると大したデメリットがないのも中綴じ冊子の特徴です。

中綴じ冊子を作るうえで注意することとは

比較的簡単に作ることができる中綴じ冊子ですが、多くの人が作成する上で難しいと感じる点があります。それは面付けです。面付とは、冊子が完成した時にページが正しい並びで並んでいるようにページのレイアウトを考えることです。中綴じ冊子は1枚の紙に4ページ分印刷を行うため、重ねて綴じた時にどうすれば正しい配置となるのかを念入りに考える必要があります。この作業が難しいと感じる方は、不要な紙を使って冊子を作り、ページ数を割り振ったりして実際にどのような配置になるのかサンプルを作ると良いでしょう。また、中綴じ冊子はページ数が多くなるとズレが生じやすくなるため、両端部を切り落として製本することがあります。このため、ページギリギリにイラストや文字を入れてしまうと、切り落としたときに一緒に切れてしまうという可能性があります。レイアウトするときは、両端に余裕を持つことが大切です。